Huyu's web page : LMO-640S2購入記(1997.1.21)

HDDのバックアップが主な用途なので、できるだけ大きな容量の物が欲しかったので、MO、PD、Jazドライブなどが候補に残りました。

PDはまだ登場したばかりでドライバがまだこなれていない感じだったのと、将来どうなるか不安でしたので、購入対象から外しました。

Jazはアクセスが高速で容量も大きくかなり魅力的だったのですが、メディアの入手性に難があるのと1枚あたりの価格が高いという事で購入対象から外しました。容量を目一杯まで使わない場合でも、メディアを分けておきたい時もありますので、1枚あたりの単価が高いのは痛いです(^^;

MOは速度がやや遅めなのですが、640MBと現存のメディアの中では充分に大容量ですし、メディアを取り扱っているお店が多いのと、1枚あたりの単価が安かったのでMOを購入する事にしました。

さて、接続して使ってみると、128Mや230Mのメディアは使えるのですが、540/640MBのメディアがフォーマットできずに使えませんでした。Windows95のフォーマッタの設定では540/640MBは選べなかったのです。

で、色々調べてみると(買う前に調べろ(^-^; > 私) Windows 95は540M/640M MO用のドライバを標準で持っているので何も組み込まなくても読み書きはできるのですが、フォーマットはできないのでした。

Windows 95から540/640MBのMOをフォーマットするには専用のフォーマッタを使う必要がありました。これは接続キットという名前で別売されていました。

なんとか接続キット無しでフォーマットできないかと、あれこれ試行錯誤を繰り返してみたのですが、結局フォーマットできなかったので、渋々接続キットを購入しました。

接続キットの箱を開けてびっくり、中にSCSIケーブル入っているじゃあーりませんか(T_T)　うぅ、もう接続ケーブルは買っちゃったのにー　1700円の無駄な出費をしてしまいました、ぐっすん(;-;)

接続キットの中には、SCSIケーブルや、Windows 95用のフォーマッタの他に、MS-DOS用のドライバも入っています。

このドライバをconfig.sysに登録して起動時に読み込むと、DOS環境から540/640Mのメディアにアクセスする事ができます。

さっそく使ってみたのですが、ちょっと変なのです。MOドライブが1つしか無いのにドライブレターが2つあるんです。

少し考えて原因はわかりました。MS-DOS自身の認識で1つ、MOのドライバの認識で1つので合計2つという訳です。

このままではDOSの環境とWindowsの環境でドライブレターが変わってしまって不便です。それにDOSが540/640MBのメディアに対応していない為にDOSで認識された方のドライブにアクセスするとシステムがハングアップしてしまいます。

これでは実用に耐えないので、思考を巡らせたあげくにMOドライバ付属のテキストファイルをみたらちゃんと回避方法が書いてありました。やっぱり説明書はきちんと読まないとダメですね(爆)

回避方法は、SCSI IDを不連続にしてMOドライブをDOSに認識させなくするという方法でした。で、後から思ったのですがSCSI機器が沢山あってIDを飛ばせない様な人はどうするんでしょうね(汗)と、気になるところですが…きっと仕様なのでしょう(^-^;　テキストファイルどうりにやったらあっさり問題は解決。って訳でHDDのデータをMOへ転送して幸せになれました。

転送速度はHDDより遅いです。まだオーバーライトのメディアを買ってないのでオーバーライトだともうちょっと速いのかもしれません。それ以外はおおむね満足してます。

種類	容量	速度 (HDDを1として)	メディア1枚あたりの単価
ZIP	約100MB	0.9	@\1680
大容量FD	約100MB	0.6	?
MO	128/230/540/640MB	0.7	@\880(230MB)/@\2980(640MB)
PD	650MB	0.8	@\3450
Jaz	1GB (1000MB)	1.0	@\12800
HS	?	1以下?	?
MD	?	1以下?	?